2007年12月22日土曜日

九住協だより

社団法人 九州住宅産業協会 年一回発行の「九住協だより」で今回私が担当した編集後記です。
今期、特に下半期においては新築住宅着工件数の激減が問題となっている。
これは、耐震偽装問題の影響により、建築確認システムの変更を行った結果、全く機能せず建築確認の停滞を引き起こしたことが大きな要因と言える。
様々な政策の変更や、社会情勢等の外的要因に直接影響を受けやすいのが住宅建設産業の特性のひとつである。
これらの変化に即座に対応しながら経営戦略を修正し、舵取りをしていくのは簡単なことではない。
その上で当然のこととして、消費者の利益を守り、家族の安全と幸せを実現するという住宅建設の使命を怠るわけにはいかない。
そのためにも(社)九住協として何をするべきかを改めて考え、即行動に移していくことが大切になる。
政治、行政に対しても、政策の立案段階において公正な立場で意見できる現場を熟知した存在が必要不可欠である。
少子化問題、環境問題など、すでに目前に来ている大きな課題とも向き合い、社)九住協として住宅建設産業界からの社会貢献を実現していくことが求められているのではないだろうか。

2007年12月18日火曜日

浦和レッズ

とにかくサポーターが凄いの一言ですね。

そしてクラブW杯の3位もすばらしい。アジア予選の戦いも接戦を勝ち抜き、最終的に結果を残せたことは賞賛に値する。

もともとはヨーロッパのチャンピオンと南米のチャンピオンがクラブ世界一を決める大会だったが、世界一と言う以上アフリカやアジアも一応入れておこうと最近始まった大会です。

そして今回の試合は?確かに個人技は大人と子供くらいの差は有ったと思う。ACミランもアフリカのエトワール・サヘルもはるかに上手かった。

しかし競技は結果がすべてである。と言えば語弊があるが、一定レベル以上では結果でしか判断できない。勝つことに意味があり、勝つことでしか何も証明できない。

日本には今までなかった地域クラブチームの成功例の一つとしても意味は大きい。

Jリーグの成功ともいえる。なんと言ってもチームにスポンサー名が無いのがいい。

読売ジャイアンツ・ソフトバンクホークス・楽天イーグルスやっぱり野球は古いなー。

2007年12月11日火曜日

本日の化石賞

バリ会議報告 本日の化石賞!
2007年12月5日
 2007年12月3日にインドネシアで始まった、国連気候変動バリ会議。世界が注目するこの会議の初日、日本の発言に注目が集まりました。「日本は「京都」を捨てようとしている?」日本政府は温暖化の「促進」に貢献する国に贈られる「本日の化石賞」も受賞しました。

 日本が「京都」を捨てる!?

 「京都議定書」の約束期間が終わる2013年以降に、世界がどのような国際枠組みを作るかが、今回の会議の焦点です。その初日の午後に、「京都議定書」の親条約である気候変動枠組み条約の全体会議が開催されました。その中で行なわれた、「長期的な協力のための対話」のセッション(対話)の中で、日本政府代表団は「京都を越えたすべての国が参加する新しい枠組み」を提案。この表現に非難が集中しました。

 「京都議定書」の一番の特長は、条約を批准している先進国が国別に温室効果ガスの削減目標を持っていること。しかし、今回の日本の提案は、そのことについて全く触れずに、むしろ「セクター別のアプローチや、官と民の協力」などを、重点としてあげています。しかし、このことは、「日本が、京都が生まれた10周年記念の今年に、京都を葬り去ろうとしているのではないか?」という、参加国の疑念を引き起こしました。

 WWFも参加している、国際気候変動NGOの集まり「気候アクションネットワーク(CAN)」も、強く反発。日本のNGOが中心となって、会場で配布されるロビーペーパーである「ECO」に「日本は京都議定書を捨てようとしているのか?」という記事を掲載しました。その中で、WWFジャパンをはじめとする日本のNGOは、「もし日本が京都議定書をなきものにしようとする意図ではないのなら、すぐにそのポジションを明らかにして、2020年までの日本の提案する数値目標を出すように」と促しました。 

 「本日の化石賞」を受賞

NGOによる「化石賞」発表の様子

 日本政府の発言に対する強い反発は、あくる2日目もやみませんでした。この日は、世界から集まった気候変動関連のNGOメンバー100人の、ほぼ全員の意見が一致した末、日本は「本日の化石賞」を受賞してしまったのです。

  「化石賞」とは、国際NGOが、その日の国際交渉の中で、もっとも交渉を妨げている国を「化石」であるとして表彰する、極めて不名誉な賞です。しかも今回、日本は化石賞の1位、2位、3位を独占してしまいました。

 1位を受賞した理由は、「(京都議定書の柱である)数値目標をなきものにして、規制の緩い自主行動へ移ろうとしている」こと。2位の受賞理由は、「京都議定書が生まれた10周年に「京都議定書を超えて、新しい枠組み」を提案し、議定書を亡きものにしようとしている」こと。そして3位は、「(温暖化防止のための)技術の途上国などへの移転の議論を、技術的な話し合いの場(SBSTA)ではなく、実施のための話し合いの場(SBI)に持っていくことを妨げている」こと、でした。
  いずれにしても、バリで決められるべき2013年以降の話し合いのプロセスと中身を決める「バリ・マンデート(もしくは、バリ・ロードマップ)」の採択に向けた議論と進展を、著しく妨げたことを理由とした受賞になりました。

 日本政府が、アメリカを意識しすぎるあまりに、アメリカの現政権が参加しやすいような、ゆるい枠組みの話し合いのプロセス作りに奔走し、自らの削減目標を明らかにしないことに対して、世界の市民社会の目が集中しています。
  IPCCは、危険な気候変動の悪影響を避けるためには、2020年までに先進国全体で25%から40%が必要であると明言しました。今こそ日本政府は、それに応える決意を世界へ向かってはっきりと示すべきです。(WWFジャパンHPより引用)

2007年12月7日金曜日

道路工事?

12月になると何か道路工事が増えている気がする。車で走っていると片側一車線になったり、完全に片側通行で警備員の指示待ちだったりする。

一概に道路工事といえ実際は水道か、ガスか電気か、ただの舗装の補修かはわからない。年度末が近づいて相変わらずの予算の消化?ってまだやってるのかどうかわからないが、ただでさえ車が増える12月に至る所で渋滞の原因を作るのは、勘弁して欲しい。

誰かの陰謀かと思うくらいに多い気がする。果たして11月に終わってしまうとまずいことでもあるのだろうかと疑いたくなる。

まあ当社でも造成工事は沢山取り掛かっているので、偉そうに言えないが、ほとんどは敷地の中での工事になり渋滞は引き起こさない。

ただ近隣の方々にすればいい迷惑であることに変わりはない。そういう意味でも分譲地を植栽でいっぱいにして、緑のプレゼントを持って新しい住人となって欲しいと思っています。

当社の分譲地の「〇〇の森」のネーミングにはそんな願いや思いが込められています。

2007年11月30日金曜日

建築着工件数

7月の住宅着工戸数が対前年比23%減、8月が43%減、9月が44%減だったらしい。

これは耐震偽装問題に対応した行政が、建築確認申請の内容を大きく変更したことによる現場の混乱と変更内容の問題が原因である。

11月14日にあわてて対応策を発表した。

深刻化する建築確認の停滞問題を受け、国土交通省は11月14日、改正建築基準法施行規則を公布し、即日施行した。事務手続きの合理化によって運用面を改善し、建築確認を円滑に進めるのが狙い。

改正のポイントは、(1)確認申請時に義務付けていた大臣認定書の写しを添付する条件を緩和する、(2)間仕切りや開口部の変更で安全性に影響を与えない場合などは計画変更確認が不要な「軽微な変更」として取り扱うことを明確にするの2点だ。

需要と供給のバランスにより着工件数が変化するのであれば仕方が無いが、このようにすべてが後手後手になる対策は市場を不安定にし、消費者に対しても良いこととは思えない。

様々な住宅政策は、縦割り行政でばらばらに実施せずに各省庁の枠を超えた住宅政策チームを結成し、トータルでの効果や影響を考慮するべきである。

財務省→住宅減税等

経産省→省エネルギー問題等

環境省→環境問題、健康への配慮、リサイクル等

国交省→当然建築すべてに係る

最低でもこのくらいは連携をとりながら住宅政策を決定していくべきである。

2007年11月22日木曜日

宮崎県知事



























東国原秀夫=そのまんま東 たしか選挙は後者だったはず。

もともと自分も既成概念にはあまり囚われない方ではあるが、彼の生き方の振れ幅はかなりものだと感じていました。が余り政治家関係には興味が無いので今までは、まあいつかブログでも見てみようと言う感じでした。

最近はメディアの露出度が余りにも高く、どうしても気になり出版本を調べてみたところ、意外と沢山執筆しているので驚き、そのまま5冊程注文して、一気に読破して更に驚きました。

凄い! 論理的思考能力、自己分析力、小説家としての才能、自己改革と行動力、並外れた計画立案力等凄い処を上げればきりがない。

いろんな意味で幼少時代からの特異な経験や、芸能界それも芸人と言う特殊な仕事の経験による影響か。

そして価値観を根底から覆される程の大きな挫折は、大きく人生を変えるには十分な理由となったようです。

とにかく読めば何かをせずにはいられなくなるはず。人間の能力とは考え方一つでかなりのキャパシティがあることを証明した実例です。 

彼が尊敬に値する人物であることは間違いない。

年代が近いせいか、共感できる部分が多くかなり考えさせられた本でした。

2007年11月17日土曜日

建築確認

今業界では、建築確認の問題が大変な話題となっている。

耐震偽装問題により6月20日より施行された新しい建築確認申請は、まだ全く下りていないようだ。それどころか6月20日までに駆け込みで出したものがまだ数件しか下りていないらしい。

何百件の中の数件です。

設計会社はどうすることも出来ず、仕事が進まない状況の中ただ待つしかないようです。

そろそろ転職を考える人もいるみたいです。

役所では「10月末にソフトが出来るからそれまで解らない」と言う対応だったらしい。

その後の対応は知らないが。

問題が起きる→最初は知らないふり→マスコミが騒ぐ→あわてて対応を考える→場当たり的な一面からしかものを見ない対応策を決定→とんでもないヒンシュクを買う→またやり直し

なんだか構図はいつも同じような気がする。国土交通省だけではないですよね。

一方、良質な住宅を作るための勉強会的な動きが国交省や経産省でやっと始まったようだが、

メンバーにはSハウスの社長やDハウスの社長なんかがいたようです。

その他にも良質な住宅に対する優遇税制などもすでに議連では進んでいるようだが、

外断熱は全く触れられてもいない。完全な片手落ち状態です。

良質な住宅には必要なことだと思うのだが、特にマンションは絶対でしょう。

http://www.sotodan-npo.org/ NPO外断熱推進会議 私もメンバーの一人です。

2007年11月14日水曜日

賃貸住宅フェア

今日、何年かぶりに賃貸住宅フェアを見てきました。

5年前に比べるとかなり地味になっていたような気がする。

出展企業や雰囲気やお客さんの数もかなり少なくなっていたようだ。

確かに余り目新しいものは無かったが、唯一沢山出展していたブースは

戸建賃貸でした。

地場の工務店や他の地域のビルダーなど6・7社くらいが出展していたが、ほとんど似たようなデザインの住宅です。

キューブ型の一戸建を横に並べているものです。

不動産投資本で戸建賃貸の本が結構売れたようだがきっとその影響なのだろう。

地主が行う土地の有効利用と考えれば、有効だと思う。税制の面や投資額の少なさやリスク管理からもまあまあだろう。

土地から購入しての不動産投資としては、チョット難しいかもしれない。

ここ何年かは不動産ファンドの進出やワンルームマンション販売会社の増加や地場の企業の上場により単身用賃貸住宅は供給過多になっている。

空室はかなりの量に上るらしい。 

一時期(6・7年前位かな)は投資用の物件も沢山手がけていたし、それなりに勉強もしていたがやはり最後に行き着くのはリーシングです。自社で責任を持って入居者を決めることが出来ない事がストレスとなる。

このリーシングの部分は、誠実にまじめに倫理観を持ってやるとかなり難しい。

色々と書きたいが、余りにも生々しくなるのでここではやめておきます。

でも、市場動向を見ていると意外なところに不動産投資の可能性がある事を発見。

取りあえず一時の間、市場動向を静観していようと思っています。

2007年11月9日金曜日

サブプライムローン

アメリカのサブプライムローン問題はなかなか、終結しそうにないようだ。

まだまだこれから顕在化してくるらしい。

連邦準備銀行もすでに2回の利下げを行ってきたが、先行きは不透明です。

一方中国は経済成長を続け、中東諸国は石油高騰により景気は最高で、一刻も早く利上げを行いたいはずだが、ドルとのバランスで自国通貨が強くなりすぎるため上げられないのが現状です。

完全にドル中心の世界経済は限界を迎えようとしている。

ユーロをはじめアメリカ以外のすべての通貨がどんどん強くなっている。

その状況の中果たして日本はどういう戦略をとっていくのだろう。

このままで行けばアメリカは又戦争を起こすことでしか、復興することは出来ないのではと思ってしまうのは考えすぎでしょうか。

見えざるパワーによりどこまでも翻弄される世界情勢はどうすることも出来ないのだろうか?

国内では防衛庁の問題や、民主党の党首が色々と世間を騒がせているが、もう少し国際感覚を高め世界に目を向ける必要があると思うのだが。

2007年11月5日月曜日

風邪

先週は、丸々一週間風邪で休んでしまいました。

最初の二日間は強烈な頭痛と高熱で、次の二日間は高熱と強烈な咳、後の二日は熱が上がったり下がったりと咳。とてもしんどい状況でした。

病気は予定をたてることも出来ず、突然なので沢山の方々にご迷惑をおかけしてしまいました。

この場を借りてお詫びいたします。

あまりにも休みが長く、一部では重病説も流れていたようですが、大丈夫です。

普段から体は鍛えているのだが、まだまだ甘いようです。

それに普段の食生活も気をつけないと、外食が多くなるとどうしても油ものや肉を摂りすぎてしまう。それで胃腸に負担がかかり、血液が濁り抵抗力の低下を招く。

甘いものの食べすぎも同じだ。

風邪の唯一のメリットは、食欲の低下により食事が喉を通らずダイエットが出来ること位かな。

ここで一気に加速して、お腹周りの余分な肉を一掃したいと計画しています。

転んでもただでは起きない性分です。 「起こったことはすべてプラスに転換する」最近は自然とできるようになりました。

ただの能天気では決してありません。

2007年11月2日金曜日

リニューアル

久しぶりにHPのリニューアルをしました。

これからは、ブログも以前よりチョットまめに更新していきたいと思っています。(今のところ)

色んな意味で、時間の感覚が変わってきています。

簡単に言えば1時間が以前の1時間と同じでは無いというか(簡単になってない)

えーと、PCや特に携帯電話やPDAの発達や、それに伴う社会全体のシステムの進化により

同じ時間で以前に処理できていた情報量と、今処理できる情報量の差は計り知れない程増えている。

何十倍~何百倍? どの時代と比べるかによるが、これはどんどん加速している。

と言うことは、同じ時間で職種や人により仕事をこなす量が何千倍にもなっていると言うことだと思う。

格差社会が嫌顔でも進んでいく要因の一つではあるだろう。

それが我々社会や人にとって良いことか、悪いことかは別として。

と、言うことで出来るだけスピーディーに情報を更新できるようにHPのシステムを変えたということです。(回りくどい)

個人的には、ゆっくり生きて行きたい気もするが・・・・。