2008年12月6日土曜日

不況?


現在の社会情勢を不況とみるのか、普通とみるかで今後の戦略は違ってくる。以前から言っていたように、アメリカ主導の資本主義経済は限界にきている。多少のシステムの変更や政治家で変わるようなものでもない。

今まで先進国は、とても大きな船に乗っていたので、多少の波は蹴散らしていけた。しかし大きな船を失った今、大きな変革の波に逆らうことはできない。むしろサーフィンのように波に乗っていくことが必要となる。サーフィンでもただ何もせず流されているわけではない。自分でコントロールしながら波の力を利用し、いろんな技を駆使して楽しんでいる。しかし楽しむことができるのは、今まで足腰を鍛え小さな波でも日々練習をしてきたモノだけである。

今の状況をポジティブに捉えるかネガティブに捉えるかで、結果は大きく変わってくる。細心の注意をはらいつつ、波乗りを楽しんでいきたい。

2008年11月5日水曜日

不動産業界

上場企業の大型倒産が又新聞に出ていた.ダイナシティにノエル確か東証2部にジャスダックだったと思う。ファンド向けのビジネスに傾倒していた会社は、大なり小なり危険な状態にあると思われる。

ただ大変残念なのが興和地所の民事再生法適用申請です。外断熱マンションの日本でのリーディングカンパニーであり、日本ではじめてと言っても過言ではない顧客のためのデベロッパーだと思う。いつも担当部長に興和地所の成功は日本の建築を変えることができると言っていた。

なぜ日本の銀行は解らないのか、何のための銀行なのか?社会的な存在意義のひとつと思われるいい会社を育てることを放棄し、日本の建築業界において最も必要な会社を助けないのか。どうしても納得がいかない。今住んでいる住民や関係者による応援隊が結成され、再建に向けて早くも歩き出している。

信念を持って本当に正しい行動をとった人たちを、みんな知っている。どれほどの熱い思いで外断熱マンションに取り組んできたかを。絶対に無くしてはいけない会社です。

みんなで応援していきたい。

2008年10月6日月曜日

ランディ・パウシュの「最後の授業」

いくつかのブログで紹介されていた感動の授業です。残念ながら彼は2か月前にこの世を去りました。同じ1960年生まれです。ユーチューブでは約8分づつ9回に分かれています。

ランディ・パウシュの「最後の授業」http://jp.youtube.com/watch?v=nrFMRuB2lbA

2008年9月16日火曜日

読書


涙の数だけ大きくなれる」元大手進学塾のカリスマ講師による涙の感動ストーリーです。特に「あるレジ打ちの女性」は心を洗われ、仕事とは何かを発見できます。

読書の秋、本を読むことを楽しんではいかがでしょう。

2008年9月13日土曜日

エコロジーオフィス













4月のブログでご紹介したオフィスは早くも、いい感じになってきています。一年もたたずにこんな感じです。
いいですね。通る人の目を和ませ、温度を下げる効果もありまさしく環境共生のオフィスです。

2008年9月2日火曜日

辞任


昨日仕事の帰りに車で信号待ちしていると、TVでいきなり福田首相の辞任会見中でした。????一瞬何のことか理解不能になり、聞いていると生の辞任会見であると認識。なかなか意表をついた辞任劇、漫画やドラマでもこれは思いつかない。これ以上この件は語るに値しないのでこの辺で。

政権交代を基本的には望んでいるが、どうしても手放しでそっちに行けないのはやはり小沢さんの存在かな。基本的な政策や昔からの考えは悪くないと思うが、ここ最近のやり方を見ているとちょっと策を弄す傾向が強い気がする。もっと純粋に訴えてくれると響くと思うのだが。まあ、とにかく多少不完全でも何でもとりあえず政権交代が必要かなと思うし、そういう人も増えていると思うが民主党自体を支持していると勘違いしてほしくはない。消去法のようなもので、どっちがましかの問題だから。 ただし世襲議員撤廃を叫ぶ民主党議員には大賛成です。

麻生さんてよく解らないけど、どうなる事やら先が思いやられる日々は続きそうです。

2008年8月27日水曜日

シンポジウム~官制不況に打ち克つ

データマックス主催

(社)九州住宅産業協会・(社)福岡建設業協会協賛

ゲスト講演

前三重県知事 北川正恭   前佐賀市長 木下敏之   建築家 青木茂

TVでもお馴染みの北川さんは現在国民連合(せんたく )を立ち上げ代表に就任し、精力的にマニフェスト主導の政治家選択や政治行政改革に取り組んでいる。県議会議員・衆議院議員・県知事と長い政治人生において過去のいわゆる自民党政治の悪しき習慣や慣例の話、そして疑問点を本音でお話されていた。

青木茂さんは以前2回ほどお会いしており、久し振りにお話を聞いたがリファイン建築は着々と実績をあげているようでした。

木下さんは東京大学法学部から農水省というエリート中のエリートから39才で最年少市長に当選という経歴。年は私と同じだがえらい違いという感じです。市長時代に様々な改革に挑戦し、地方行政の問題点や具体的解決方法等を解り易く説明され、かなりいい感じでした。こういう人が政治・行政に増えていくと日本も確実にいい方向に向かうだろう。しかし敵は長年において培われた大きな仕組みとそこに様々な権力・欲・人間関係・企業が絡み合いとてつもない怪物と化している。簡単にはいかない。ただ我々も一市民として、中小企業の経営者としてまた業界団体として全面的に協力していきたい。

2008年8月12日火曜日

車と家

100万円の車と400万円の車では400万の方が4倍安全か?それとも速いか?4倍の耐久性があるか?と言えば無い。

外車で1500万円では15倍?はあり得ない。でも納得して高い車を買う人は多い。

かなり速い、多少強い、カッコイイ、乗り心地が良い等は、数倍から10数倍のお金を払っても必要か?1日何時間車に乗っているかを考えると費用対効果はどうだろう。車の耐久年数はと考えると10年位か?でも普通5年位で買い替えるケースが多いのではないだろうか。その上車は高いほどなぜかメンテナンスコストも高い。

何が言いたいかといえば、家です。2倍もすることはなかなか無い。たとえば〇〇ホームとD&Hとが1.2倍位は違うだろう。200万円~400万円位の差ははあるだろう。しかし耐久性、断熱性、デザイン性、メンテナンス性 ets・・・。何もかもが違いすぎる。何十年も住む予定なのに、毎日何時間も過ごすのに、どうして車ほどお金をかけないのか理解できない。

「高い」と言われることがある。何と比べてなのか解らない?試行錯誤を繰り返し、どうすれば強く、快適に、健康に永く暮らせるか、そしてデザインも最高にと考えて来たが悲しすぎる。プロとして選択して良いものを提供する事が仕事と思っている。

多少イニシャルコストは高くても、家の場合はランニングコストやメンテナンスコストは逆に安くつくのに。

「車」と「家」どう考えても変な価値観ではないかと思う。納得がいかない。

2008年7月30日水曜日

亜熱帯


この所毎日最高気温は35度、最低気温28度という状況が続いています。九州はもはや亜熱帯気候になっているのではと思うこのごろです。家づくりにおいてはかなり考慮していかなければならない部分です。出来れば夜はエアコンなしで寝たほうが良いと思っていますが、熱帯夜ではどうしても辛いところです。

今や環境共生の家づくりや暮らし方は、必要不可欠です。日中家の中に熱を入れないことや、植栽による冷却効果はかなり有効です。また昔ながらの「よしず(葦簀)」などはかなりのすぐれものなのでお勧めです。

大手ハウスメーカーの家は全国で同じシリーズの住宅を販売しているが、北海道と九州で果たして両立するのでしょうか。住宅の置かれた環境はますます苛酷になり多様化しています。地震、台風、水害、異常気象、防犯、省エネと考えることは沢山あります。そしてまさに命とも直結しているのです。

住宅のプロとしての適格な選択により、これからも福岡における理想の家づくりを提案していきたいと思います。

2008年7月23日水曜日

バリアフリー

当然のことだが年をとるとだんだん足腰が弱くなっていく。周りの家族は見ていて危ないからと車椅子をすすめる。さも正しい事のように怪我するといけないからと車椅子をすすめる。そうすると、これ以上心配をかけまいと、車椅子に乗る。そしてとうとう本当に歩けなくなる。当然家の中も車椅子で動けるようにリフォームする。もう二度と立ち上がることはなくなる。

年をとれば誰もが足腰は弱くなっていく。やるべきことは、鍛えることだ。家の中の段差を行き来して日常生活で鍛えるべきだ。筋肉を衰えさせないことが重要だ。必要なのは車椅子でもバリアフリーの住宅でもない。適度なバリアーと周りのサポートだと思う。年を取ったとき不便だからと、階段や坂のある住宅環境が敬遠される傾向があるが、全く逆だと思う。日常の生活の中で自然と鍛われるのがいいと思う。

以前にも書いたが、うちも子供が歩き出す時、最初は和室との5センチ程の段差で転んでいた。逆に子供はそこを練習台として選び、上っては降りるを繰り返し上達していった。次に階段を見ればどこでも上がって降りるをまた繰り返す。そして成長していく。子供にとってバリアフリーとは退屈かつ成長しない無用の長物だと思う。

もちろん例外的に必要な方々がおられるのは理解しています。

本当にバリアフリーが必要なのは家の中ではなく外です。公共の施設や一般の歩道です。私もベビーカーを押してきましたが、街中は最悪です。バス、電車、駅等数えればきりがありません。政策によりバリアフリー住宅を推進してるが、逆に外をバリアフリーにすることにお金を使うべきだと思う。

2008年7月11日金曜日

ニュース

時事ネタはコメンテーターに任せて、あまりここで取り上げたくないが、これはひどすぎる大分教育委員会

教育制度改革等、国の根幹に係るもっとも重要な課題が教育問題だと思う。それなのになんということだ、そんな人たちが子供の教育現場を指導していたなんてあり得ない。

しかし今の教員は大変だと思う。、勘違いのPTAとこんな教育委員会に挟まれてどうやって子供たちに夢を与えられるというのか。絶対無理!ということはイコール日本には未来が無いということではないか。一刻も早く手を打たねばならない。本当に優秀な人材が教員になるような仕組みづくりが早急に必要です。ワタミの渡辺美樹社長なんか文部科学大臣やってくれればいいなと個人的には思うが。いずれにせよ思い切った改革ができないと日本の未来はかなり心配です。

2008年7月5日土曜日

プレゼントツリー


当社HPの会社案内の下にプレゼントツリーのリンクがあります。以前より計画していたプレゼントツリープロジェクトをスタートします。

現在、家を建てて頂いたお客様に庭木を1本進呈させていただいています。今回よりもうひとつのプレゼントツリーも送らせていただきたいと思います。

住宅建設に使う木材の量に比べれば微々たるものではありますが、啓蒙活動の一環としてとらえ、出来るところから始めたいと思います。たった1本の木からのスタートではありますが、この運動が広がっていくことを期待しています。大切な方へのプレゼントとして、また大切な記念日の思い出としてたくさんの方に利用して頂けたらと思います。

2008年6月21日土曜日

原油高

世界的原油高の直接的影響によりガソリンが高くなった事は、一般家庭においてかなりのダメージであることは間違いない。

製造業や漁業、運送業他のあらゆる事業においては、ダメージというよりは死活問題である。

わかっていても日本一国ではどうすることもできない。というより国や人の力ではどうすることもできないだろう。ブッシュ大統領もAPECに交渉に行ったが成果はないようだし。

資本主義経済では市場原理が働きだすとなかなか止めることは難しい。原因として様々な理由が報道されているが、自然に物事が極端に動くことは考えにくい。

戦争にしても、誰か起こしたい立場の人や組織、団体が意図的に誘導しない限り起こりえないはずだ。

話はそれたが、子供のころ第一次オイルショック、第二次オイルショックと大きな影響があったことは鮮明に記憶している。たぶん今回よりもひどい状況だったと思う。

ただ一つの問題が起こる度に日本は強くなっているのも事実です。一時的なダメージを受けつつも創意工夫を繰り返し、乗り越えていく。

企業や人もしかりである。色んな問題が起こり、それを乗り越えていくことでしか成長はない。それは大小織り交ぜて日常的に繰り返している。ただ淡々と確実にやるべきことを行い、前に進んで行くだけだ。

日本人の最も優れた資質のひとつは、創意工夫だと思う。

今回もまた、創意工夫で活路を見いだしプラスに変えていくことだろう。

2008年6月7日土曜日

桑名活性化~大人が変われば 子供が変わる 子供が変われば 未来が変わる~


前々回に続き「てっぺん&てんつく」ネタになりますが、今年の2月に桑名で行われた講演会のDVDを観ました。またこれがかなり凄いんです。いい感じです。

NPO桑名活性化DVDは沢山のとくに教育者、学生や若い人、そして世の中のお父さんお母さんに見てもらいたいDVDです。

早速知り合いに話をして学校で見れるようにして行きたいと思っています。

近い将来やはり直接生出演で二人には登場してもらいたいと思います。

そして、だいぶ年下である彼らに負けないよう、自分なりの方法で突き進んで行こうと考えています。

2008年5月28日水曜日

景観はどう?


小学校の運動会ですが、どうにも違和感がありすぎる建物が有ります。かなりの反対運動の中やはり建ちました。

後ろには景勝台と呼ばれる北向きの斜面ではあるが、海を見渡せる町があります。

まさしくその真正面に景観をきれいに遮るマンションが建ちました。

以前は、TUTAYAやレストランがある平屋の商業施設でした。

仕事がら余り偉そうなことは言えないし、言うつもりもない。法的には完全にOKなのだろう。

小学校の横にとか、周りの景観がとか別に規制もないが、ただ何となくやはり美しくはないという気がする。

誰かの講演かセミナーで聞いたのを思い出した。正しいか正しくないかで判断するのは難しいが、美しいか美しくないかで判断すると分かりやすいと。「思い出した」確かサッカー日本代表監督の岡田さんだったはず。

見た目だけの現象のみならず、人として、社会人として、男として、女として・・・・・ets といろいろな役割や立場での行動指針としても使えそうな指標だと思う。

2008年5月12日月曜日

てっぺん

今、日本で最も熱い居酒屋てっぺん。そしてその代表の大島啓介氏の携帯メルマガ「夢エール」。

毎日届く感動のメッセージに、いつも涙目になりながら日々堪能しています。

かなり年下なのになぜこんなに凄いのか、どうすればこんなに素晴らしいことが出来るのか?

とにかく読んでみないと分からないでしょう。登録は 携帯からtp@japj.jpに空メールを送ればOK。

登録したら過去のブログも読んでください。ハンカチを用意したほうがいいかも。

前回の東京出張の際、渋谷の「てっぺん女道場」に行ってきました。さすがの一言でした。料理は美味い、接客はフレンドリーかつ完璧、雰囲気も最高で本当に楽しい一時を過ごすことができました。

もう一人大島氏の紹介で夢エールに登場する「てんつくマン」の携帯メルマガもたまりません。

こちらは00518931s@merumo.ne.jpに携帯より空メールです。

この二つの携帯メルマガ、私の知り合いにはとにかく紹介しまくっています。日本中のすべての人に読んでもらいたいほどです。久しぶりに凄いことに遭遇した興奮は、毎日読むことで醒めることがありません。

2008年4月15日火曜日

エコロジー



会社の近所に究極のエコロジーを発見しました。

これからどのように育っていくかが楽しみです。

業種はアパレル関係?かな、なかなか意識の高い会社ですね。

一年もたてば今とは見違えるほど緑に包まれ快適なオフィスになるでしょう。

2008年4月8日火曜日

良書

君と会えたから・・・ the  goddess of victory   喜多川 泰

すばらしい本に出会いました。なんとも言いようの無い気持ちになります。泣けますよ。

是非読んでみてください。一人でも多くの人、特に若い人たちに読んで欲しい自己啓発の小説です。

もう一冊「賢者の書」も一刻もはやく早く読みたい気分です。

2008年4月4日金曜日

花粉症


最近花粉症になったと言う人が多くなっている。

私も以前は、まさか自分は花粉症なんかには絶対ならないと言う根拠のない自信があった。 しかし気がつけば「あれ?」これってもしかして花粉症?こんな感じでした。

最初は風邪かな?と思うが、何かチョット違うし余りにも長引きすぎる。

昔は花粉症なんて無かったと思うが、やはり原因は昭和30年ごろから行われたスギの植林事業にある。当時の林野庁の責任は重大です。

当時の農林大臣だった河野一郎と昭和天皇の話もあるようだ。これは植物学者でもある昭和天皇が広葉樹を植えなさいとアドバイスしたにもかかわらずに、林野庁はスギの植林しか行わなかったということだそうだ。

そんな中、最近購入した優れものを紹介します。


 「ナサリン」は、スウェーデンの耳鼻咽喉科の専門家チームによりデザインされた、薬剤を使わない鼻腔洗浄器(特許取得品)。スウェーデンの薬局および病院に支持された、簡単で安全な鼻腔洗浄法を提供します。
「ナサリン」は、シンプルな家庭用の器具として、食卓塩と水道水で簡単に作れる食塩水を使うようにデザインされています。食塩水によって鼻腔を洗うことは、医師が勧める古くからのテクニックです。

2008年3月17日月曜日

洞爺湖サミット

日本で、地球温暖化に関する主要20カ国閣僚級会合(G20)が行われた。
京都議定書に続き、洞爺湖サミットも行われる。
地球温暖化においては、どういう経緯かは解らないが日本に中心的役割が回ってきている。
これは今後の国際社会において日本の果たすべき役割としてはかなりの難題でもある。
先進国は過去に散々環境を無視して高度成長を成し遂げた。途上国にしてみれば、今から高度成長期を向かえたチャンスに水を差すような規制となる。不公平感は否めない。
中国、インド等が大きなポイントとなるだろう。
また今までは消極的だったアメリカは、前向きに動き出しそうな感じはある。
しかし、実質的な成果から行けばEUの圧倒的なリードであり、彼らの目標数値は果てしなく高い。事実上のリーダーシップはドイツをはじめとするEU諸国が握っているといって良い。
ただ日本には自動車の分野での実績があり、また様々な技術開発も進んでおり今後の可能性はある。
経済至上主義の終焉が近づき、国際社会におけるこれからの日本の位置づけを考えると、何とかここはリーダーシップをとってこの難題を解決していく必要がある。
逆にこれは大きなチャンスでもある。
日銀総裁人事をはじめ、国内にしか目が行ってない政治家が多いようだが、ここは早急に全力で取り組むべき課題だと思う。

2008年3月8日土曜日

住宅の価値

まだまだ住宅の選択肢が少ないのが日本の現状です。

購入を考えた場合 マンション or 一戸建となるのが普通である。最近ではタウンハウスも少しずつ増え始めてきたが、これは本来のタウンハウスと言う住まい方の提案とは少し違う感じだ。

建築基準法で今だに長屋という建築物に対しての特例的措置があり、通常の開発にはかからずに建築が可能になる。スピードやコストの面で供給側にとってはかなりの利点です。

話がそれたが購入ではなく賃貸と言う選択肢もある。ほとんどの人が独身のときは実家か一人暮らしです。一人から結婚して二人になり、更に子供が出来て3~5人位になりまた老後は2人に戻ると言うのが最も多いパターンだと思う。更に言うとどちらかのご両親との同居の可能性も考えておく必要もあるかもしれない。

これを考えると、ワンルーム→2LDK→4~5LDK→2~3LDKとなるのだが、たとえば30歳で子供が出来たとすればそれから日本人の平均寿命を考えると50年~60年です。今それだけの耐久性を持つ賃貸住宅はほとんどないと言ってもいい。

また、マンションは?建物が持つかどうかは微妙だが、この議論は長くなるのでここでは止めておこう。仮に持つとしても、大規模修繕の問題は必ず出てくるし、建て替えの問題も一部では大変な話題になっている。

果たして最初にマンションを買った人が、30年後に何人そこに残っているでしょう。一つのマンションで数十人から数百人の同意を取り、修繕や建て替えをする事になる。それも70歳から80歳ころにです。

やはり今の日本ではどう客観的に見ても、しっかりとした一戸建てを建てて、適切なメンテナンスを施しながら60年は使うのが賢い方法だと思う。

2008年2月23日土曜日

最近

食品偽装問題が最近ずっと騒がれていたが、今度は中国食品農薬問題が話題になっている。
そしてブルーレイ VS HDのDVDの問題、イージス艦の衝突事故などが取り上げられている。
そういえば昔レンタルビデオ屋さんはVHSとベータの両方のテープをひとつの映画に用意していたのを思い出した。私は幸いにもVHSだったので良かったが、ベータの友人はかなりぼやいていた。本当のところは解らないが、噂ではベータのほうの画像が良いとか、何となく記憶では巻き戻しの際ベータに問題があったように思う。
前回あのソニーが負け、今回は勝ち組のほうでした。企画争いはいつも消費者を蚊帳の外において、よく解からない所で決まっている気がする。
最近は同業者同士や、近い業種での合併や提携が増えており共同仕入や共同開発や共同研究は盛んに行われている。競争だけではお互い消耗して疲れるだけだが、競争無しでは進歩しないのも事実だ。色んな形での試行錯誤を繰り返し、現在または未来の社会に生き残っていくしかない。
様々な業界での消費活動の変化や競争の激化は、ほとんど少子化や格差社会によるものと言われているが、実際は情報の圧倒的な増加と平等化が大きな要因ではないかと思う。
企業はユーザーに提供する時代から選択される時代へと変わっていった。
これは完全に主語が入れ替わっており、単に主役が変わったのではなく、出演者と観客が入れ替わったようなものだ。

以前松井証券の松井社長の講演で、顧客第一主義ではもうだめだと言っていた。
第一と言うのは今の延長戦の一番であり、顧客が主体の顧客中心主義でないといけないということだった。
少しずつ確実に改革と変化と進歩を繰り返し継続していくことしかない。

2008年2月2日土曜日

分譲地


HPでは分譲地を沢山ご紹介していますが、これらはみな会社で所有しています。良い土地でかつ市場より比較的安いものを厳選して購入しています。

当社は14年前から土地の購入を続けており、有り難いことに月間ではかなりの数の物件の紹介を受けます。正確では有りませんが、年間では800件以上にはなると思います。

その800件の内、書類選考で実際に現地に見に行く価値があると判断するのが約200件位あるかないか。さらにそこで見て「これは」と思うものが50件くらいである。やはりこちらが良いと判断する土地は金額も良いわけで、そこから解体工事や造成工事が必要であれば見積もりを取り、さらに価格の交渉を行います。そして希望価格で交渉がまとまるのが二分の一か三分の一位でしょうか。17件~25件位(区画数ではない)が分譲地として皆様にご紹介できることとなります。

土地を見に行き発売開始まで1年以上かかることもあります。「売られる方」そして「銀行」、紹介していただいた「不動産会社の方々」「司法書士」「測量士」「土木工事会社」「解体工事会社」と様々な沢山の人たちの手が加わり一つの形となります。

古い建物がなくなり工事が進み土地は最初に見たときとは全く違った印象になります。まさしく新しく生まれ変わると言う感じを実感できます。その土地から感じるエネルギーは新しく迎える家族を待ち受ける希望を感じます。そこで暮らす家族の笑い声が今にも聞こえてきそうな気がします。すべての分譲地がそうです。

昨日も解体工事が終わった土地を見て感動してきました、南に見晴らしがあるすばらしい土地でした。なかなか出会うことが出来ない場所にあり相当の希少価値です。

2008年1月28日月曜日

大阪府知事選

やはり橋下弁護士の圧勝でした。東国原知事の成功例が大きく期待に繋がったのは言うまでもない。

個人的にも大変良い事だと思います。とにかく新しい風を吹き込み根本的に変えていくしかないでしょう、何もかも。

官僚出身や政治家の鞍替えはもうだめでしょう。でも、民主党が年配の候補とは?

政権交代をしてもらいたいが、改革と言う意味では自公民と余り変わらないのではと思ってしまう。最近の動向を見ると、民主党にはもう少ししっかりしてもらいたいと思うのは私だけでは無いでしょう。小沢さん、管さん、鳩山さんて、何か新しい時代に相応しい感じがしないし。

政治がゆっくりしか動かない間に、世の中は何倍ものスピードで変化していることに気づいていないのだろうか。やはり現場の声は国政より地方自治のほうが届きやすいのだろう。地方から国を変えるという「センタク」?には頑張ってもらいたい。

2008年1月15日火曜日

NPO法人外断熱推進会議


1月11日に東京でNPO法人外断熱推進会議の理事会及びセミナー、賀詞交換会が開かれました。

全国から熱いメンバーが集まり、いつものようにお酒の席でも建築物理学等、難しい話を当たり前のように議論しています。知らない人ではおそらく建築業界の人でももチンプンカンプンでしょ

事務局長の堀内さんを筆頭に、特に理事会のメンバーからはいつも刺激を受けています。そしてその多くが私より年上です。経験もあり実績もある方たちの言葉にはやはり重みがあります。

NPOは議員連盟もあり、国会でも取り上げられ、またドイツや米国の団体とも交流があり日本では唯一と言っていい外断熱のプロのあつまりです。

そして、本気で日本を変えていこうとしているメンバーです。

大学教授、国会議員、作家、弁護士、一級建築士、ゼネコン、デベロッパー、建材メーカ他と様々な方たちが参加しています。

残念ながら九州では会員も少なく、私も理事としては活動が余り出来ていないのでまだまだ知られていない存在です。

地球温暖化対策、日本は待ったなしの状況です。今年は洞爺湖サミットもあります。京都議定書の数値目標も現状とはかけ離れたものになってしまっており、途上国より排出権を買うしかない状況です。

外断熱の利点はCO2削減だけではありません。福田首相が所信表明で言っていた「200年住宅」構想にも欠かせないことで有るのに、現在は盛り込まれていません。

まだまだやるべきことが山積ですが、毎年少しづつ良い方向には向かっています。今年はおそらく飛躍的に動いていくでしょう。

※ 写真右端が作家の山岡淳一郎氏です。著書「外断熱は日本のマンションをどこまで変えるか」「あなたのマンションが廃墟となる日」等があります。もともとスポーツのドキュメンタリーの書籍が多かったようです。

2008年1月7日月曜日

新年

明けましておめでとうございます。

世の中の価値観が大きく変革していると、実感する事が多くなってきました。

資本主義経済の限界が近づいているように感じる。多少のアレンジではどうも済みそうにないと思う。

時期的にいつどうとは言い切れないが、そんなに遠くはないと思う。しかし今の状況から見て資本主義に変わる新しい経済システムは実在しない。

そもそも社会主義も資本主義も経済的合理性を追求していくことが目的とされている。

その経済的合理性の価値自体が劣化してきている。

年明け早々いきなり硬い話になってしまったが、だからどうするという話でもなく時代の変革期を実体験できることを喜んで良いと思う。

 ただいえることは、本物しか通用しない時代になってきていることは確かです。しかし本物と言うだけでも通用しないのです。その上で何を提供できるかが決め手となるでしょう。

取り留めのない話になりましたが、今年も一年間楽みながら仕事にプライベートに力いっぱい行きましょう。