2009年9月29日火曜日

筆談ホステス














筆談ホステス 67の愛言葉(青森一の不良娘が銀座の夜にはぐくんだ魔法の話術)


内容紹介

聴覚障害を持つ青森一の不良娘が独自に編み出した“筆談術”だけで銀座NO.1ホステスに成り上がる苦闘のすべてを描いた感涙必至の青春ストーリーです。

青森の厳格な家庭に生まれ育った里恵さんは現在25歳。幼少時の病気が原因で聴力を完全に失いました。聴覚障害に端を発したトラブルなどからしだいに落ちこぼれ、酒、タバコ、盗みとおきまりの転落コースをたどった彼女が見つけた生き抜くための職業、それが“筆談を駆使した”ホステスの仕事です。かたわらに常備したメモ帳とペンを巧みに使い、数々の夜の世界のワナをすりぬけ、健常者以上の売り上げをうみ出す「筆談ホステス」と呼ばれるようになるのに、そう時間はかかりませんでした。そんな里恵さんの“紙とペンを使った接客だからこそできる繊細な表現”や、“お客さんたちとの筆談のやり取りの中で実際に登場した名言集”は愛の言葉のシャワーとなりすべての人々に癒しを届けます。彼女が培った独自のコミュニケーション術はこのギスギスした時代にいちばん必要とされるスキルのはずです。

とくに私の気に入ったものをいくつか紹介します。

・難題の無い人生は「無難」な人生、難題の有る人生は「有難い」人生。

・隣に誰かがいるだけで「憂い」は「優しさ」に変わります。

・過去と他人は変えられません、でも未来と自分は変えられます。

・自分に失敗はない、なぜなら成功するまで辞めないからだ。(たまごっち開発者の横井昭裕さん)

自分の言葉や、アニメの中での言葉や、本の言葉を思い出し、その場でその人の状況にあった言葉を贈る、まるで魔法のような言葉ばかりです。

2009年9月24日木曜日

基準地価

先日発表があった福岡の住宅地基準地価の下落率です。

東区   4.29%

博多区 4.34% 

中央区 4.16%

南区   3.31%

西区   2.12%

城南区 3.02%

早良区 4.13%

となっています。

たとえば坪当たり30万円の土地だと約1万円位の下落です。景気の低迷の中、株式に比べ意外と安定している感じです。それは、住宅地の中でこれから先大量に新しい土地が出現するわけはなく、その地域ごとに少しづつの売却物件が出てくるくらいだからです。

公示地価が国の基準で基準地価が都道府県です。ほとんど同じように不動産鑑定士が調査します。ここにも不必要ではないかと思われる二重行政が見受けられる。

2009年9月17日木曜日

映画











最近観たDVDの中でのヒットです。

特に子役の演技が素晴らしい。口では言い表せない何とも言えない表情をするんです。 音楽と出会った喜びの表現やギターを弾く時の表情がたまらない。また、演奏する曲のメロディーがいいんです。

久し振りに同じ映画を2回続けてみてしまいました。

しかしアメリカの映画やドラマの役者はみんな演技が素晴らしい。もちろん日本にも素晴らしい役者は沢山いるが、何かが明らかに違う気がする。

最近日本でも注目されている子役がいるが、どう見ても演技が上手いとは言えないと思う。共演者や周りが彼を褒めちぎっているのが良くわからない。おそらく「子供の割には良く出来ました」ということなのだろう。それでは本人のためにも結果的には良くない。彼の将来を考えるならばプロとして接していくべきだと思う。

日本では子役で活躍した人が、大人になっていい役者として成功した人が余りいないように感じる。

この映画では、演技しているというのを感じさせない程、心から楽しんでいるのが伝わり感情移入する事が出来る。またロビン・ウイリアムスの存在感もみどころです。

あくまでもファンタジーとしてとらえ、「あり得ない」とか言わずに楽しめば、ほのぼのとして良い気分になれるお勧めの映画です。

2009年9月9日水曜日

豊かさとは何か


「豊かさとは何か」暉峻淑子さんが1989年に出版した本です。名前が難しいけど、「てるおかいつこ」と読みます。

20年前のバブル期に書かれた本ですが、いまだに新鮮に読める。ということは日本は基本的に変わっていないということだろう。

その後2003年に「豊かさの条件」を出版し、昨年、「豊かさへ、もうひとつの道」と、本当の豊かさについての3部作です。ヨーロッパでの生活や世界のNGOの経験に基づき、実にすばらしい提言をし続けている方です。

日本の現状、そしてたとえばドイツの状況を比較しながら、生活者の立場で書かれています。住宅の状況、学校や地域社会等、あまりの違いに愕然とします。何と素晴らしい社会だとつい言いたくなります。そしてそれを勝ち取って実現してきたのは市民の力です。自分たちの手で政治を変え、理想に近づけていったのです。

日本はこれから少しづつでも変えていかなければなりません。そのためには日本の状況を知るところから始まります。価値観が大きく変わる一冊です。

内容を詳しく書きたいけど書ききれないので、是非読んで頂きたいと思います。

プロフィール

埼玉大学名誉教授.1928年大阪府に生まれる.1963年法政大学大学院博士課程修了.専攻は生活経済学.政治,経済,教育,福祉などさまざまな問題について発言してきた.近年は,ユーゴスラビア難民を支援するNGOの活動に精力的に携わるとともに,憲法と教育基本法を守る活動に力を入れている.
著書に『ほんとうの豊かさとは』(岩波ブックレット),『豊かさとは何か』『豊かさの条件』(以上,岩波新書),『サンタクロースを探し求めて』(シリーズ〈グーテンベルクの森〉,岩波書店),『サンタクロースってほんとにいるの?』(福音館書店),『ゆとりの経済』(東洋経済新報社),『教科書検定』(アドバンテージサーバー),『教育基本法の「見直し」に反論する』(編著,かもがわ出版),『言葉と力』(共著,三省堂),『豊かさへの接近』『公共サービスと国民生活』(以上,産業統計研究社),『経済優先社会』(旬報社)など.

2009年9月5日土曜日

TVCM

「もしビバリーヒルズにTホームを建てたら」キムタクのセリフで、その悪夢のような想像が掻き立てられる。いかんCM製作者の思うつぼにハマってしまっている。

そのうえ何と曲はよりによってDeep purpleのBURN(紫の炎)私の青春時代の想い出深い、大好きな曲。肝心のサビの部分で叫ばれる「Tホーム!」 悪夢だ。

これが、同じディープパープルでも、もう少しメジャーな曲ハイウエィスターやスモークオンザウォーターなら許せるが。よりによってBURNを選ぶとは・・・。

悔しいけれど良くできたCMだ。

しかし、ビバリーヒルズには建てないでほしい。

2009年9月2日水曜日

時代の変革Ⅱ

私共は、社団法人:九州住宅建設産業協会(九住協)という団体に所属しています。これは全国に沢山あった様々な住宅建設団体が一つになった最大級の協会の九州支部でもあります。いわゆる業界団体です。福岡の主なマンションデベロッパーはほとんど加入しています。 また戸建の業者も多数加入しています。昨年度より理事をさせていただいており、また戸建部会の副部会長でもあります。

そして九州ではその顧問として、自民党大物元政治家2名が名を連ねています。毎回選挙の度に、政治行政部会の要請により、理事や部会長を中心に会員による様々な選挙応援が行われます。

今回も事前の話もあり、またご本人や秘書の方も部会長会議に出席されお話をされました。そしていつも通り様々な応援の約束をしました。

業界にとっては、このままの形がいわゆる自民党政治が良いという協会幹部の話もありました。マニュフェスを比べても業界にとっての政策もいいはずだと。

しかし、以前から政権交代は日本にとって必要と思っている自分としては、何とも複雑な心理です。

ただ言えることは、時代は変わっているという事実です。これを機に政治とのかかわり方を変える必要があると思います。現場を知っている私たちの声が届く今の日本に本当に必要な住宅政策を話し合う場を持つこと。偏った学者や大手メーカーの社長で組織されたシンクタンクだけではなく、公平な立場の様々な正しい人選も必要です。

今回は大きなチャンスと考え、公の場で正しい議論がされた住宅政策を実行できる様に、業界の一員として提案していきたいと思う。