2009年8月29日土曜日

本part2











お盆休みの間に読んだ本です。

ノンフィクション作家の小松成美が10年間かけて取材を続けた「YOSHIKI」そうXJAPANのYOSHIKIです。

米国や世界のレベルで見ると、以前はまともに聞くことができる日本人のアーティストはほとんどいなかった。だからどうしても洋楽にしか興味は持てなかった。

それが、今では日本人アーティストのレベルもかなり上がり、特に女性は素晴らしい才能あふれるシンガーが沢山いる。しかし今でもバンド、特にロックと言われる分野ではなかなか難しいように感じる。

十数年前に初めて聞いた「XJAPAN」(当時は「X」だったかな)は、昔聞いたディープパープルやKISS等に近く懐かしい感じがした。特に圧巻なのはやはりYOSHIKIのドラムです。とても人間技とは思えないスピード、テクニック。そしてTOSHIの声量と音域やHIDEのギターテクニックも素晴らしくバンドとしては群を抜いていた。また、曲も素晴らしい。美しいメロディーラインから激しいビートに変わる部分はとくにいい感じです。

それから僕の中では日本唯一のロックバンドとして、昔から今も変わらず君臨しています。そしてバンドの復活も大変うれしく思っています。

ただ見た目のファッションやメイクが目立ち、世間的にはビジュアル系に見えてかなり損をしていたとも言える。

日本人特有の見た目で決める人々は、こぞって批判したし、扱いも実力よりもビジュアル系の扱いだった感じでした。

この本ではじめて知ったYOSHIKIの生い立ちや、音楽に命をかけている姿をみて驚きました。その妥協のない音楽や生き方には大変感銘を受け、刺激になり中途半端な自分を反省せずにはいられませんでした。

内容については、賛否両論あるようですが、そんなことではなく一つのことに集中する、そしてそれに命をかけられる人間が今の世の中にどれだけいるだろううか。