2009年8月7日金曜日

鎌倉パッシブハウス


パッシブハウス 聞きなれない言葉だと思います。ドイツのパッシブハウス研究所の基準に沿った住宅です。

鎌倉にある日本第一号の建築現場を見学してきました。

ドイツ・バーデンビュルテンベルク州公認建築士であるKEY ARCHITECTS代表の森みわさんの設計で建てられています。

その内容は世界基準の「いい家」を建てるという彼女の本のなかで紹介されています。

凄く細かい熱計算やエネルギー計算は、家電製品ひとつから計算します。冷暖房は勿論、除湿、換気、給湯、照明に要するエネルギーパフォーマンスを明確な数値でとらえいきます。

現在のドイツパッシブハウス研究所の最低基準は日本の次世代省エネ最高基準の3分の一以下の熱損失です。

そしてドイツ・スウェーデンが先行していた住宅の省エネルギ―政策は、今やヨーロッパの基準となりつつありアメリカさえ取り組みを強化しています。

またもや日本が得意だったはずの、省エネ分野でも世界に取り残されていくのでしょうか。

車や家電製品はいち早くエコポイント等の対応で、販売を国が推進してる感じだが、かなり大きなエネルギー消費が伴う建築にあまり活用されていないのは、どういうことか。そしてその恩恵は省エネルギーのみならず、そこで生活する人間の健康や命までも左右する問題であるはずなのに。

学校校舎や体育館、老人ホームや老健施設、オフィスビルにマンション、戸建住宅にアパートと本当に快適な温熱環境が必要なところではないでしょうか。