2009年12月15日火曜日

高杉晋作



高杉晋作

長州藩幕末の志士の一人です。

私の生まれた下関の町内の公園で

小さいころからいつも見上げていた

陶像の人です。

美しい桜並木にそびえ建つ像は

今でも目に焼き付いています。

大好きな言葉は彼の辞世の句

おもしろき こともなき世を おもしろく


住みなすものは心なりけり

一説では野村望東尼(平尾山荘で高杉をかくまい、下関で最後まで看病した)

が続けたと言われている。

しかし上の句だけで完結しており、下の返しの句はかえって

高杉の27年間の短い人生を否定しかねない、不必要な句ではないかと思う。

仏門に入った人らしい言葉で、正しいとも思うがここではいらない。

下の句の意味としては、何がおもしろいかは

心の持ち方しだいということだと思う。

かの伊藤博文が有名な顕彰碑文をかいている

動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し、

衆目駭然として敢えて正視するものなし。

これ、我が東行高杉君に非ずや。

まさしく言い当てている。

高杉晋作と野村望東尼

下関で生まれて10年間過ごし

福岡そして平尾で働いている当たり

多少の縁を感じずにいられない気分です。



今、司馬遼太郎の「世に棲む日日」を読んでいる。

読書は私にとってたまらない快感です。

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