2009年3月17日火曜日

住宅の役割

住宅の役割として先ず何をおいても重要なのは、家族の生命と財産を守るということがあります。
住宅において生命を脅かす事態として先ず思いつくのが、地震と火災ではないだろうか。
ツーバイフォー工法はモノコック構造で外からの力を面で受け止めるため、耐震性は高い工法として認知されている。
事実として阪神淡路大震災でもその威力は証明されました。ツーバイフォーの代表的なメーカーである三井ホームでの調査報告において住宅の倒壊はありませんでした。
またツーバイフォーは、建築基準法上の準耐火構造として認定されています。
ファイヤーストップ構造により延焼を防ぐとされています。
よって火災保険料も他の木造建築の約半分で済みます。
住宅は通常、外壁が準耐火であり内装側の石膏ボードも準不燃なので、ある程度の耐火性能はありますが問題は断熱材です。準耐火として認められている断熱材もあります。また有毒ガスの発生の有無も大切な要因となりますので断熱材はより慎重に選ぶ必要があります。
耐火性能の高い建材を使うことで延焼を抑えられ、有毒ガスが発生しないことで、生命の危険度はかなり下がるはずです。
この地震と火災という点だけから言えば、コンクリート住宅に軍配は上がる。しかしコストパフォーマンスや快適性能という点を踏まえて考えればやはり木造住宅の選択が圧倒的に多いのは間違いない。
火災を考えた場合内装材として理想的なのは、珪藻土です。昔からある七輪は珪藻土でできています。燃えないどころか、七輪の外側は熱の伝わりも少なく、中で炭を燃やし外側を触ってもあまり熱く無いくらいです。
住宅を選ぶにはいろんな角度から検討することが大切になります。そして何を優先し、何を選択し、何を選択しないかを考えることが大切になります。