2010年1月15日金曜日

竜馬がゆく


最近大河ドラマで福山雅治主演の坂本竜馬

が話題を呼んでいる。

やはり司馬遼太郎の竜馬がゆくはとてつもなく面白い。

前回の長州、高杉晋作、吉田松陰らの「世に棲む日日」も

かなり面白いが、「竜馬がゆく」はまた別格である。

全8巻正月明けから読みだして、8巻目のあと少しです。

幕末の素晴らしい人材の中でも、竜馬は際立っている。

誰よりも大きい志を持つ人間が、それ以下の志を凌駕する。

巻き込んで更に大きく膨らませていく。

視点をどこに置くか、どこから眺めるかで見える景色も違う。

それにしても幕末は凄い人材が多い。

薩摩、長州、土佐それぞれの思惑と役割が藩の事情や、徳川幕府との

関わりの中で明確になっていく。

その過程で犠牲になっていく若い命。

戦国時代、幕末、その後の戦争の数々はすべて若い命の犠牲により

次の時代の幕を開けてきた。

我々は何を次の世代へ残せるのだろうか?

また何を残し、何を残さないようにしなければならないのだろうか。

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