2010年3月4日木曜日

明確な目標設定



オリンピック、フィギュアスケートのメダリスト二人

のインタビューは対照的な印象を受けた。

次回のソチオリンピックについての質問に対し、高橋大輔は

「今は何も考えられない、ゆっくりして落ち着いたら

考える」というような感じだった。

当然だろう、今回のオリンピックに照準を合わせ

その一点に集中し、すべてを犠牲にしてギリギリの状態で

やっと成し遂げた直後である。

しかし、何と19才の浅田真央は、多分演技の直後にソチオリンピックでの

雪辱を誓い、たとえキム・ヨナが引退しても彼女の出した世界最高得点を

更新するという具体的な目標までしゃべっていた。

そして、翌日のインタビューでは、具体的にその戦略まで立てていた。

内容は確か3回転・3回転を加え、トリプルアクセルはもちろん、4回転の

可能性すら示唆し、今回の点差の原因であったすべてのジャンプの加点を

もらえるようジャンプの完成度を高めていくという感じだった。

言葉にならない感動を覚えた瞬間でした。

この時点で次回の金メダルはほぼ彼女のものだと確信しました。

もうすでに彼女の中ではきっと、その為に具体的に何をしないといけないか

の戦術まで出来上がっているのだろう。

恐るべき19才です。

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