2008年3月8日土曜日

住宅の価値

まだまだ住宅の選択肢が少ないのが日本の現状です。

購入を考えた場合 マンション or 一戸建となるのが普通である。最近ではタウンハウスも少しずつ増え始めてきたが、これは本来のタウンハウスと言う住まい方の提案とは少し違う感じだ。

建築基準法で今だに長屋という建築物に対しての特例的措置があり、通常の開発にはかからずに建築が可能になる。スピードやコストの面で供給側にとってはかなりの利点です。

話がそれたが購入ではなく賃貸と言う選択肢もある。ほとんどの人が独身のときは実家か一人暮らしです。一人から結婚して二人になり、更に子供が出来て3~5人位になりまた老後は2人に戻ると言うのが最も多いパターンだと思う。更に言うとどちらかのご両親との同居の可能性も考えておく必要もあるかもしれない。

これを考えると、ワンルーム→2LDK→4~5LDK→2~3LDKとなるのだが、たとえば30歳で子供が出来たとすればそれから日本人の平均寿命を考えると50年~60年です。今それだけの耐久性を持つ賃貸住宅はほとんどないと言ってもいい。

また、マンションは?建物が持つかどうかは微妙だが、この議論は長くなるのでここでは止めておこう。仮に持つとしても、大規模修繕の問題は必ず出てくるし、建て替えの問題も一部では大変な話題になっている。

果たして最初にマンションを買った人が、30年後に何人そこに残っているでしょう。一つのマンションで数十人から数百人の同意を取り、修繕や建て替えをする事になる。それも70歳から80歳ころにです。

やはり今の日本ではどう客観的に見ても、しっかりとした一戸建てを建てて、適切なメンテナンスを施しながら60年は使うのが賢い方法だと思う。