2008年3月17日月曜日

洞爺湖サミット

日本で、地球温暖化に関する主要20カ国閣僚級会合(G20)が行われた。
京都議定書に続き、洞爺湖サミットも行われる。
地球温暖化においては、どういう経緯かは解らないが日本に中心的役割が回ってきている。
これは今後の国際社会において日本の果たすべき役割としてはかなりの難題でもある。
先進国は過去に散々環境を無視して高度成長を成し遂げた。途上国にしてみれば、今から高度成長期を向かえたチャンスに水を差すような規制となる。不公平感は否めない。
中国、インド等が大きなポイントとなるだろう。
また今までは消極的だったアメリカは、前向きに動き出しそうな感じはある。
しかし、実質的な成果から行けばEUの圧倒的なリードであり、彼らの目標数値は果てしなく高い。事実上のリーダーシップはドイツをはじめとするEU諸国が握っているといって良い。
ただ日本には自動車の分野での実績があり、また様々な技術開発も進んでおり今後の可能性はある。
経済至上主義の終焉が近づき、国際社会におけるこれからの日本の位置づけを考えると、何とかここはリーダーシップをとってこの難題を解決していく必要がある。
逆にこれは大きなチャンスでもある。
日銀総裁人事をはじめ、国内にしか目が行ってない政治家が多いようだが、ここは早急に全力で取り組むべき課題だと思う。