
高杉晋作
長州藩幕末の志士の一人です。
私の生まれた下関の町内の公園で
小さいころからいつも見上げていた
陶像の人です。
美しい桜並木にそびえ建つ像は
今でも目に焼き付いています。
大好きな言葉は彼の辞世の句
おもしろき こともなき世を おもしろく
住みなすものは心なりけり
一説では野村望東尼(平尾山荘で高杉をかくまい、下関で最後まで看病した)
が続けたと言われている。
しかし上の句だけで完結しており、下の返しの句はかえって
高杉の27年間の短い人生を否定しかねない、不必要な句ではないかと思う。
仏門に入った人らしい言葉で、正しいとも思うがここではいらない。
下の句の意味としては、何がおもしろいかは
心の持ち方しだいということだと思う。
かの伊藤博文が有名な顕彰碑文をかいている
動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し、
衆目駭然として敢えて正視するものなし。
これ、我が東行高杉君に非ずや。
まさしく言い当てている。
高杉晋作と野村望東尼
下関で生まれて10年間過ごし
福岡そして平尾で働いている当たり
多少の縁を感じずにいられない気分です。
今、司馬遼太郎の「世に棲む日日」を読んでいる。
読書は私にとってたまらない快感です。
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